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店主コラム

2014年2月13日

OFF の貴船は ON どすえ!?

冬の貴船
観光地としてオフシーズンにあたるこの時期は、他の季節にも増して、訪れる人に“癒し”と“元気”を与えてくれます。
特に、貴船神社の奥宮における、キリッとした神秘的な雰囲気は、“気生根 きふね”=「気の生じる根源」の本領を発揮しているかのようです。
“パワースポット”としては、むしろ「ON の貴船」であると言っても良いと思います。

※写真家 Kenji Kudo 巨匠が撮影された写真には、冬の貴船が持つキリッとした神秘的な雰囲気が表現されています。

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本社表参道

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本社裏参道

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思い川

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奥宮参道

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奥宮表門

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奥宮

貴船は“玄武”
794 年に桓武天皇が平安京を建都された際、中国の風水を参考にしたことは有名ですが、その時に貴船を北の守護神である「玄武」(容姿は“ヘビを纏った亀”)の地と定めました。
東=東山・西=西山・南=巨椋池も、それぞれを守護神(四神)として「青龍」「白虎」「朱雀」
に見立て、その中心に“御所”が配置されています。

風水には五行という考え方があって、世の中の全ての物は「木」「火」「土」「金」「水」の5つから出来ており、それらは互いに関連しているとされています。日本の陰陽五行説 もこれが由来です。
四神もその五行に対応していて、東の“青龍”は「木」、西の“白虎”は「金」、南の“朱 雀”は「火」です。
北の「玄武=貴船」は『水』に当たります。
貴船神社は平安京の出来る 400 年前から『水』の神様として奉られていましたから、風水的にみても“玄武”の地に相応しいと考えられたのでしょう。

また、それぞれの四神は「色」と「季節」の属性を持っています。
東の“青龍”は「青」と「春」、西の“白虎”は「白」と「秋」、南の“朱雀”は「赤」と「夏」です。
そして、北の“玄武=貴船”は『黒』と『冬』なのです。
やはりというか、風水恐るべしというか、「冬は ON」である貴船の本質を言い当てていますね。

『黒』といえば“貴船石”を用いて利休さんと樂さんが創作された“黒茶碗”(2010 年 7 月のコラムを参照してください)を思い浮かべますが、もしかしたら利休さん等も風水の影響を受けておられたのでしょうか?

ちなみに、五行の中の「土」はどこかというと、それが「中心」の“御所”です。その属性は、色は「黄」、季節は「土用(立夏・立秋・立冬・立春の直前約 18 日間)」に当たります。

貴船神社は節分豆まきの発祥地
 冬の行事として全国で行われる「節分豆まき」は貴船神社が発祥です。
室町後期のお伽草子「貴船の物語」にはその由来が遺されています。
貴船山の東隣に位置する鞍馬山の“鬼の娘”と、京都市内に住む青年が恋に落ち、周囲の反対を押し切り交際を続け、紆余曲折の末に鬼の娘が人間に生まれ変わり、目出たく結ばれる・・・という恋愛物語なのですが、結ばれた二人を妬んだ鬼どもが、節分の夜に京都市内へ攻め込みます。
その鬼どもを侵入させない方法として、目つぶしとして豆をまき、鬼をあざむくために鰯を焼いて家の門口に刺した・・・と記されています。(全文は貴船神社の公式 HP を参照してください)

鬼どもは鞍馬・貴船から地下道?を通り、深泥池から地上に出て京都市内に出没したらしいのですが、鞍馬・貴船と深泥池の距離は約 8km、徒歩だと約 2 時間といったところです。
この HP でご紹介している、写真家 Kenji Kudo 巨匠による「冬の貴船」の写真が撮影されたのは 2 月 5 日の朝でしたが、当日の午前 10 時過ぎ、深泥池辺りは無積雪で晴天でした。
逆に辿れば、無積雪で晴天の出町柳駅から叡電に乗って、27 分で雪国?の貴船に着くという事ですね。
穏やかな気候の京都市内中心部から、「銀世界&パワースポットとして ON 」の貴船へ、短時間で安直に行けてしまいます。ドラえもんのどこでもドア?みたいな感じです。

冬=パワースポットとして「ON の貴船」
この時期しか感じることの出来ない“旬”の「貴船パワースポット」を巡って、最高に Hot な「気」=“癒し”と“元気”を是非楽しんでください。
散策中、もしも寒さに凍えそうになったら、豆撒きに因んだ“夫婦ぜんざい”でほっこり暖まるのが貴船流です。

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