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店主コラム

2008年 12月1日

「セドナVS気生根 (その2)」

今日は朝イチから、予約していたジープツアーに参加する。
昨日、地元の兄ちゃんに、「どのツアーがええの?」と尋ねたら「ソフトなんか、ワイルドかどっちが好み?」と聞かれて、「もちろん、いっちゃんワイルドなやつ!」ということで教えてもらった黄色いジープのツアー。
 車はジープ・ラングラーで、タイヤとバネとショックを変え、ウインチを装備している。
これで、セドナ4大ボルテックス(前回のコラムを参照して下さい。)の内、最も男性性が高いといわれている「ボイントンキャニオン」のオフロードを2時間半かけて走破するのだ。

ドライバーはカウボーイスタイルのオヤジで、腰に拳銃をぶら下げている。上着を飾っている沢山の革ひもは、服が濡れた時に早く乾かすために着いているらしい。

ジープがボルテックスのオフロードに入ると、親爺は車を降りて、前輪のハブをロックし、フロンドウインドウのロックを外して前に倒した。
目前には、スキーゲレンデでいう崖斜面くらいの急坂が迫る。
親爺はギアをローレンジにシフトして、カセットデッキを操作する。
流れてきた曲は荒野のガンマン!
 ゆっくりとブレーキをリリースして、崖から降りて行く。
歩いて降りるのも大変な場所を、慎重に下っていく・・・
 次は登りだ。親爺はラインを選んで、一気に駆け上がる。スリップして、途中で止まってしまったら、バックで真っ直ぐ下まで降りなければならない。ハンドル操作を誤って横を向いたら、横転してしまうのだ!!
 結構スリリングなドライブを楽しんでいると、オヤジはおもむろに車を止めた。
今まで路面ばっかり見ていて気がつかなかったけど、目を上げたらいきなり、朝日に照らされた真っ赤な岩山と空の青!!!
 朱色と真っ青な空の色のコントラストは、神社のそれで馴染みがあるが・・・

“美”が目というか心に突き刺さるような、どう表現していいか解らない状態・・・
 以前、ヴェネツィアで“美”あたり?して、しんどくなってしまった事があったけど、今回の比では無い。秘湯の強烈な源泉に湯あたりして、フラフラになってしまった時に近い感覚。

恥ずかしながら、そのあと体に力が入らず動けなくなってしまい、ホテルに戻ってから寝込んでしまった。(体調が悪いわけでも、車に酔ったわけでも無く・・・)

気がついたら、2時間程ぐっすり眠っていた。さっきのは何やったんやろう?
“気あたり”とでもいうべきやろうか?まるで夢でも見ていたようやな・・・
恐るべしセドナ。こんな癒されかたも有りかもな・・・等と考えながら、まるで文化の違う所から来た異国のオッサン(私)は、持ってきた抹茶を点てて飲みながら、この地にハマっていく自分を笑った。

写真1

ジープツアーの休憩中に、ライカMP3・第一世代ズミルクス35mm(カナダ)・ネオパン100アクロスで撮った岩山。

次回に続く








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