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店主コラム

2007年 9月 6日

「川床茶会 夜咄」

前回のコラムでは正午の川床茶会の事を書きましたが、今回は夜咄をご紹介したいと思います。
本来、夜咄は秋から冬の炉の季節にするものですが、冬場に川床では流石にキツイので、(それはそれで楽しいかもしれませんが)去る8月23日にやってみました。

川床茶席全景。今回、床の間代わりの青竹は3本束ねにしてみました。

川床の照明を全て落して、短檠と蠟燭のあかりだけで茶会を進めます。
心配した虫の大集合も無く、揺らめく炎に浮かび上った川床茶席は何とも言えない幻想的な雰囲気です。
お気に入りの、惺入造・即中斎宗匠歌銘の黒平茶碗を使いましたが、お茶を点てる気分は最高です。真っ黒で良く見えない分、神経が研ぎ澄まされて、点前に集中できるのです。半眼で、座禅を組む時のような心境です。
茶碗が拝見にまわり、茶碗を見入る客人達の顔が蠟燭のあかりに映ると、この一碗が座を一つにしてくれているのかな?という気がしてきます。

客人が席入りして、点前を始めたところ。

半眼(笑)で茶を点てる亭主(私)

とにかく、川床茶会は楽しい!これも野点の一種だと思いますが、野点はずっと古く、すでに利休さんの時代にはあったそうです。
樹木の枝や、竹を三つ組にしたものに鎖をかけて釜を釣ったり、風炉でなくても、夏でも炉のように地面を掘っても良いそうです。
野点には、なんら決まりは無いようなので、気楽に、自由にお茶を楽しめば良いのです。
唯一つ、「野点のときは、清浄潔白を根本とせよ」との教えがあるのみです。

次は、川床「暁の茶事」にトライしてみようかな?あっ、その前に川床朝茶ですね。

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