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店主コラム

2007年 8月 7日

「夏は川床茶会」

暑い日が続きますね。
ちょうど一年前の今日、「夏は朝茶」という題で、茶の師匠にお招き頂いた朝茶の事について書きました。
京都の夏は無茶苦茶暑いので、この時期には暑さを避けて、早朝の涼しい内に朝茶が催される…という内容です。
畳の上に藤むしろを敷き、障子を葭戸に替えた夏仕様の座敷は、日本人の季節感を表現した、素晴らしい設えです。
ここ貴船では、夏季は貴船川の流れの上に床を張って、川床料理を供していますが、先日、お客様のリクエストにお応えして、この川床を使っての茶会を設えてみました。

① 先ずは、床となる二本の青竹を立てて固定し、一方に短冊を、もう一方には花入れを掛けます。(これがホンマの川床か…)

亭主側から客側を臨む

亭主側から客側を臨む。
短冊は師匠筆「清流間断無」、
花は鉈籠に桔梗。

② 次に、金屏風を立て、水屋と茶席を区切ります。水屋には点て出し用の座卓を置いておきます。

客側から亭主側を見たところ

客側から亭主側を見たところ。
「氷瓶掛け」が涼しげでしょ?

③ 手前畳の場所に藤むしろを引き、風炉先屏風の代わりに、竹で作った結界を置きます。

氷瓶掛けと結界

氷瓶掛けと結界。氷が溶けたら、
懐石盆から溢れてしまうので、
たまに拭き取ってやらないと
エライ事に…

④ 今回は冷茶を点てるので、氷を削って瓶掛け?を作ります。市場の氷屋さんで適当な大きさに切ってもらい、銀瓶を乗せる部分を少し削りました。氷の下にはネル生地を敷いて、懐石盆に置いて、「氷瓶掛け」の完成です。

⑤ 客畳に紺毛氈を敷いて、川床茶席ができあがりました。 点前は略点前(お盆点)で点てます。

で、実際にお茶を戴いてみると…これはホントに楽しい!!
ちょっとやみ付きになりそうな位面白いので、次回は川床茶席での、「夜咄しの茶事」をやってみようと思います。
茶の師匠が仰るには、夏季に夜咄しの茶事が行われないのは、露地で明かりを点けたら、虫が大集合して大変な事になるからだそうです。
蝋燭の雰囲気は棄て難いが、虫には勝てへんやろし…
でも普段の川床の照明では面白ないなあ…
こればっかりは、実際にやってみんと解らんので、次回のコラムでご報告させて頂きます。

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